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音楽留学経験者が考案したドイツ・クラシック音楽留学専門サポートサービス

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ドイツ情報

音楽留学体験


小林 有沙 (こばやしありさ) さん

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プロフィール

1987年生まれ。桐朋女子高等学校音楽科卒業。これまでに日本クラシック音楽コンクール、日本ピアノ教育連盟ピーディション他数々のオーディション、コンクールに入賞。
2003年には全日本学生音楽コンクール高校の部東京大会第3位。2005年クールシュベール国際音楽アカデミーinともべ音楽賞受賞。同年紀尾井ホールで同校卒業演奏会に出演。
2005年4月、桐朋学園大学に進学後、同年7月ベルリン芸術大学に合格。現在同大学にてパスカル・ドヴァイヨン氏に師事。2006年ベルリンでシューマ ン没後150年記念演奏会に出演、2006年11月東京第一生命ホールにてニューヨークフィルのアソシエートコンサートマスターらとともに室内楽演奏会に 出演、2007年3月には鎌倉芸術館にて湘南管楽アンサンブルとベートーヴェンピアノ協奏曲3番を共演するなど日本でも積極的に演奏活動を開始している。 2007年6月にはベルリンのJazz in Classicと題する演奏会にてバーンシュタインピアノトリオを演奏。
これまでに上田和代、岡本美智子氏に師事したほか伊藤 恵、有森 博、ジャック・ルヴィエ氏らの指導を受ける。
ベルリン在住。

体験談&これからの留学生へメッセージ

私がドイツへ音楽留学しようと決心したきっかけは、高3の春休みに日本で受講した、ドヴァイヨン先生のマスタークラスでした。前々から留学に興味を持っていたので、その時先生に思いきって留学について相談をしたところ、「ベルリン芸大の入試が7月にあり来月締め切りだから出してみなさい。合格したら私のクラスに良かったら来なさい。」との嬉しいお言葉を先生からいただきました。
しかしそれからが大変で、願書を締め切りまでに提出する為、全ての書類を必死になって揃えました。とにかく全てがドイツ語での作業だったので本当に大変だった記憶があります。
受験の準備としては、幸運なことにドイツの音大を卒業したドイツ人の方が近くにいましたので、入試のためのドイツ語を学び、聴音、ソルフェージュなどに必要なドイツ語も学ぶことができましたし、ドイツに入国してからも受験前にピアノを貸してくださる方がいらしたお陰で、練習も何とかこなすことができました。

そうこうしているとアッと言う間に入試当日!!
一日目は聴音、ソルフェージュ等。翌日は教授や(公開試験なので)学生や関係者等の座るホールで指定された曲を弾きましたが、恐らく両手両足が同時に動いていたのではないかと思うほど緊張していました。しかし、神さまに救われ通過した2次では何と、"初見"もあるではないですか!!私はドイツ語がわからず(当たり前といわれればそうですが)初見がまさかあるとは思わずにいたのでこれは私を打ちのめしました。当時、初見は3人おきに曲が変わり、私の前の方からリストのコンソレーションに変わりました。まず初めに課題を弾き終わった後、試験官の一人が譜面を持ってきて隣に座ります。30秒間その譜面を見てから受験者が弾きます。ここで私の緊張は極限を超えました!後のことは覚えていません・・・。
ヘロヘロになって試験を終えると、後は夜の発表まで無言でベルリン市内観光をしてひたすら歩きました。ベルリン大聖堂の天井の中心にある鳩の絵をずっと見つめて祈ったことを覚えています。それが効いたのかどうか・・・結果は合格でした!もうびっくりして飛び上がりました。夢をみているかのようでその夜は寝て起きたら夢が醒めてしまそうで寝るのが怖かったほどでした(笑)。

そうして始まった留学生活ですが、もちろん大変なことが沢山ありました。まずはピアノの練習できる家を探すことです。ピアノが一日中弾けるところといったら、治安が悪くていつもうるさいところか、郊外の街の中心地から離れている一軒家の住宅街かです。
合格翌日、ベルリン芸大の中の張り紙に『24時間練習できる家のワンルーム貸します』を見つけ、すぐ大家さんに会いにいきました。本当に良い方ですばらしい部屋だったので10月から借りる事を決めて帰国しました、が、住んでみて大学から遠く、また建物が古く、冬は大変寒く不便を感じ始めた頃、家の水道管が破裂して住めない状態になり、1月には別の所へ引っ越しました。そこでは1年暮らしましたが大家さんの問題でまた引越しをして今、やっと落ちついています。ドイツの住居というのは、大家さんが練習しても良いといっても隣近所の方にうるさいと言われてしまえばそれまでなので音楽家は本当に苦労します。
他にはVISA取得もとても大変でした。1ヶ月先の予約がやっと取れ指定された時間に行かなくてはまたその先1ヶ月の予約になります。VISAがないと他の様々な契約も出来ないこともあり、生活は全く落ち着きませんでした。
親元を離れたことも初めてで料理もできない私は、今思うとどうやって何を食べて暮らしていたのか・・・。
いつもおなかをすかせていたような気がします。

音楽面においては、クラスの皆がとても熱心で、最初はピアノに対する向かい方やテンションの違いについていくのがやっとでした。もちろんドイツ語でのレッスンなので、レッスンに持っていく曲を勉強するにもとても苦労しました。そういう意味で、ドイツに来る前にドイツ語はある程度話せたり理解できたほうがいいでしょう。先生との距離感や学べるものも違ってきますから。

その他にも沢山の苦労はありましたが、留学して良かった?と思うこともとても多いものです。
それはなんといっても、バッハやベートーヴェン、シューマンの暮らしたドイツで生活していること。空気、街並み、人、気候や彼らの言葉を話して生活していくことは音楽を理解するうえで欠かせないことだと思います。ずっと家にこもってピアノを弾くことだけではなく、散歩をしたり旅行したり、風景を見たり本を読んだり、友人と話したり、料理したり・・・自分の中身を充実していけることが自分の音楽を造っていくことだと思い、このドイツでの学生生活を大切に感じています。
また、私の住む市はベルリンフィルの本拠地です。学生は安くで一流のオケを聴けますし、オペラも毎日気軽に楽しめます。学生のクラスコンサートも多く、近隣の方々が興味を持ち気軽に来て楽しんでくださいます。そのように、楽しんでくださる方々を見ると、自分の為だけに演奏していてはいけないと思うと同時に、聴いてくださる方々のために演奏したいなと思います。

親に守られ何も分からず今よりもずっと自分勝手に生きてきた私は、こちらに来てから、色んな方々に迷惑をかけつつも、そのお陰で多くを学び、また自分を見つめなおす機会を持つことができました。
留学して早2年経ちますが、今私は、先生や両親、周りの方々に感謝しています。そして、この国で「音楽を通して自分を成長させていける喜び」を感じています。



BfMcompanyでは小林有沙さんへの演奏会及び伴奏依頼を承っております。 なお、入試伴奏、レッスン伴奏の依頼もお受けしております。(ピアノ)

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